「自分が思い描いていた以上の仕上りに満足してます。もともとの思い出のある広縁の雰囲気をそのままに、内装ではセンスの良い提案をプランナーさんよりいただき、特に天井の梁はずっと隠れていたのがもったいないくらいのいい味を出しています。自慢の広縁になりました」と仰っていただきました。
施工事例
総社市│広縁増築工事:暖かい陽射しの中でお茶会を
以前にブロック塀塗装・塀瓦交換工事やフェンス新設工事をご依頼いただいたI様。今回は、狭く感じる広縁をお客様スペースにするために広げたいとのことでご相談いただきました。最初に、I様が一番重きを置いていらっしゃった「広縁で友人を招いて、奥様の趣味の編み物ができるお部屋に」をコンセプトにお打ち合わせを進めました。ただ空間を広くするだけでなく、
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- 工事内容
- 広縁増築工事(掃き出しサッシ・造作踏み台を含む)
- お客様名
- I様
- 施工エリア
- 総社市
- リフォーム期間
- 約3ヶ月(約9週間)
- 費用
- 約300万円
- 採用した商品
- フロア材:イクタ 銘木フロアーラスティック(ナラ樫)
アルミサッシ:LIXIL サーモスⅡ-H(外観:オータムブラウン×内観:クリエペール) 複層透明ガラス 遮熱Loe-E 網戸付 窓枠無
プリーツスクリーン:立川ブラインド 和風プリーツスクリーン(ペアコード) - 施工事例No.
- 50232-94769
採用した商品のポイント
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フロア材:イクタ 銘木フロアーラスティック(ナラ樫)
しっとりとしたマットな風合いのラスティック塗装に、可視光型光触媒による消臭、ウィルス、細菌、VOC低減効果をプラスした、安心・安全・健康かつ天然木ツキ板のフローリングです。重量感があり、耐久性や耐水性に優れているため、ナラ樫を採用しました。 -
アルミサッシ:LIXIL サーモスⅡ-H(外観:オータムブラウン×内観:クリエペール) 複層透明ガラス 遮熱Loe-E 網戸付 窓枠無
アルミと樹脂のハイブリッド構造で、優れた断熱性能を実現しています。また、外観やインテリアに合わせて外観5色、内観5色(木目柄3色およびブラック・ホワイト)から自由に組み合わせができるデザイン性に優れたサッシです。 -
プリーツスクリーン:立川ブラインド 和風プリーツスクリーン(ペアコード)
プリーツ加工(折ひだをつける加工)を施し、ジャバラ状にした生地をたたみ上げるように開閉するインテリアです。規則正しいプリーツの水平ラインが美しいモダンな印象を与えます。障子のような雰囲気もあり、和室や和風のインテリアとの相性がとても良いです。
工事の流れ
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増築するスペースと干渉する
犬走 を解体します。重機が入るスペースはないため、人力で行います。 -
再利用する
沓脱石 と踏み石(御影石)を移設します。沓脱石の重量は約130kgあるため、機械を使用します。 -
増築する部分のブロック基礎を打設します。寸法が狂わないように事前に墨出しをしています。打設後は養生期間(乾かす期間)を1週間設けました。
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外壁の一部を解体して、床の下地(
根太組み )をやり替えます。下地ができれば、根太と呼ばれる角材との隙間に断熱材を入れます。 -
断熱材を入れた後の様子です。根太の上にコンパネ合板を貼り付けて、床板の強度を高めつつ、床下からの湿気を防ぐように施工(
捨て貼り工法 )します。 -
コンパネ合板を貼った後は、壁の下地(
木造壁工法 )を作り、サッシを取り付けます。この時、工事中の埃がつく可能性が高いため、網戸はまだ取り付けしません。 -
フロア材を強力な糊とビスで取り付けます。フロア材の下に敷き詰められている節のある木の板がコンパネ合板です。
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フロア材を貼り終わった後は、床を養生して工事中の傷や汚れを防ぎます。画像は、壁に断熱材を入れ終わった後の様子です。
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壁には石膏ボード、天井には天井材を貼った後、電気配線の仕込みをします。穴が空いている部分に電気の配線処理をしています。
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木部をクリアで塗装します。木目を生かしたまま木部を強力に防水するに必要な工程です。今回は、お引き渡し後に日焼けの経過を楽しんでいただくため、あえて色を付けずにクリアで仕上げました。
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撤去した犬走の代わりの見切りに、ピンコロ石(約90mm角の御影石)を設置しました。黒い砂利とのコントラストを出すため、ホワイト系のピンコロ石を使用しています。
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左官下地の処理をした外壁に漆喰を塗ります。漆喰に限らず、左官施工の仕上がりの良し悪しは、職人の腕が大きく左右します。力を入れて壁と密着させる(鏝厚)ことで、浮きや剥がれを防止します。
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室内壁は四国化成の
砂王 を塗って砂壁を作ります。弓なりになっている梁(虹梁 )などの複雑な部分はコテで整えながら仕上げます。 -
照明を取り付けます。和室照明は再利用いたしました。新規のダウンライトは和室照明と合わせてODELICの木枠のあるダウンライトを使用しました。
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室内の工事が終わった後、砂利を敷き詰め美装を行います。最後に、網戸とプリーツスクリーンを取り付け、お引き渡しをいたしました。
施工前
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工事前の広縁です。
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工事前の外観です。
お客様の声
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私が担当しました!
もともとのお家全体の雰囲気と、増築する部分の広縁の雰囲気が馴染むように仕上げました。木部は日に焼けることによってどんどんお家に馴染んでいくと考えたため、あえて塗装に色を乗せず経年の変化を楽しんでいただくようにいたしました。大きく確保したサッシからは暖かな陽の光が入ります。とても気持ちの良い開放的な広縁が出来上がりました。I様、生まれ変わった広縁で、ぜひ趣味の編み物を楽しんでください!