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2019年08月18日(日)
モリス!
こんにちは。カスケホーム倉敷店の木口です。
ふくやま美術館にて開催中のウィリアムモリスと英国の壁紙展を見に行きました。
ウィリアムモリスの壁紙は世界的に有名で、
モリス自身が植物や自然を愛したことがよくわかるほど、緻密で繊細な植物や動物たちが描かれております。
そして中世ヨーロッパのデザインを愛していたため、デザイン性の高いものばかりです。
英国の川も愛していたので、壁紙の名前には、植物の名前だけでなく、川の名前も起用されています。
アーツアンドクラフツ運動という、
産業革命で粗悪になってしまった英国のデザインを
中世の手仕事に帰り、デザイン性の復旧の是非を世間に提唱したモリスの壁紙。
そしてそのデザインは壁紙だけでなく、カーテンやクッション、ソファなどの布地にも使われ、
現代ではハイブランドがコラボするなど、
デザイン性が高いだけ、今でも愛され使われるものになっているのです。
壁紙というのはなかなかどうして、家の大部分に使われるものですから、それだけ影響が強く、その空間の印象になりやすいので、
単純な白地にすることが多いですが、特別なものを差してあげると、それだけでその空間が「特別な空間」になりえます。
少しでも気になった方は、まだ開催中ですので是非足を運んでみてはいかがでしょうか。