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2021年06月14日(月)
階段は、デザイン性と安全性のバランスが大切です
こんにちは!
倉敷店リフォームアドバイザーです!
家庭内事故の中でも階段からの転落は多発 しており、安全性が強く求められています。
しかし、日本の住宅事情ではなかなか理想的な階段スペースを確保できないのが現状で す。
スペースを最小限に抑えるため 「鉄砲階 段」 と呼ばれる直線の階段を採用することが 多く、踏み外すと途中で止まることなく一気 に転げ落ちてしまいます。
昇降しやすく安全 な階段を計画するには、 階段の勾配と形状が 大きなポイントとなります。
一般的な住宅の階段の勾配は、 約45度。
これは1階の床面から2階の床面までの約 2800mm(2.8m) の高さを水平距離約2700mm(2.7m/1.5間) で 上がるイメージです。
建築基準法の法定内ぎりぎりの勾配に比べると大分緩やかですが、 バリアフリーを考えると決して安全とは言え ません。
国土交通省の長寿社会対応住宅設計 指針によると、勾配は6/7 (約41度) 以下 であることが望ましいとされています。
また 45度を超す場合は両側に手すりを設けるこ ととしています。
一般住宅の階段の種類は、 「直階段」 「かね折れ階段」 「折り返し階段」 があります。
かね折れ階段と折り返し階段には、 方向を変え る 「踊り場」 がありますが、方向変換だけ でなく、安全のためにも役立っています。
万が一階段で落下しても、途中の踊り場で停止 するため大きなケガをしないからです。
しかし踊り場が2段あるいは3段廻りになって いる場合は体を受け止めることができないた め、安全とは言えません。
そのような場合は、 段があっても安定して昇降できるよう設計さ れているバリアフリー対応の廻り踏み板を用 いると安心です。
■ 階段の基本3種類
① 道階段
② かね折れ階段
③ 折り返し階段
■ 国土交通省「長寿社会対応住宅設計指針」
・勾配について
勾配は6/7以下とする。 (やむをえない場合は 22/21 以下に。 推奨は7/11以下)
・蹴込みについて
蹴込み寸法は2㎝以内とする。 (やむ をえない場合は3cm 以内)。 出来る り段鼻を出さない。
・廊下と会談の兼ね合いについて
安全面から最上段を廊下に食い込ませ たり最下段を廊下に突き出したりしな いようにする。
・その他
1.勾配が45度を超える場合は両側に 手すりを設ける。
2.ノンスリップを設ける場合、 面 と同一面にする。
3.蹴込み板をとりつける。 また殺 はなるべく出さないようにする。
4.廻り階段は避ける。
5.上×2+踏面 = 55cm から 65m となるようにする。
■ 階段の最低限必要な寸法
建築基準法施行令第23条で、住宅の階段の寸法は幅:750mm以上、蹴上:230mm以下、踏面:15mm以上と定められていま す。
しかし、これはあくまでも最低寸法です。最低でもこれだけは欲 しいという寸法を定めたにすぎま せん。
その最低寸法で造った階段はかなり急勾配となります。しかも、150mmの踏面に足をのせると足が大分はみ出してしまい、 不 安定になってしまいます。
この記事を見て、
「急な勾配の階段を改修して上り下りを安全して過ごしたい」と思われた方、
ぜひ、カスケホームにお任せください!
よろしくお願いいたします!
参考文献:
・「3 階段」,『リフォームセールスマガジン リフォマガ』2021年5月号, p.59, リフォーム産業新聞社.
・Panasonic 公式HP(https://sumai.panasonic.jp/interior/zosaku/staircase/)
・Panasonic 公式HP(https://sumai.panasonic.jp/sumu2/basic/vol3/04.html)
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